ITエンジニアの一部、プログラマやデザイナーといった職種はパソコンがあれば仕事が可能となり、会社側が多様な働き方を推奨していることが多い。そのため、フレックス制による勤務や在宅あるいはコワーキングスペースでの作業が可能となる。
メリットとしては、通勤時間帯のラッシュを緩和でき、子育て中や介護で自宅を離れられない人でも、休職せず働き続けることができる点にある。自宅の方が作業効率が良いといった場合もあり、最終的に会社の業績が上がれば、働き方に関しては自由で構わないといった企業が増えてきている。
この時に重要な役割を果たすのが管理職で、それぞれバラバラな働き方をしている部下をまとめながら作業を進めていかなければならない。これは簡単なものではなく、特に技術職として勤めている場合、抜擢されると最初は戸惑ってしまうかもしれない。
管理職の場合、技術者とは異なり会社以外での仕事が禁じられる場合もある。認められるのはフレックスくらいで、最初は窮屈さを感じるかもしれない。内容は他業種の管理職と変わらず、部下の統制、作業の進捗状態をチェックなどだ。
厄介な点は多様な働き方を許しているため、部下をまとめるのが他よりも大変になる可能性がある。
統率によって仕事の完成度に差が出てくるので、管理職の存在は大きく責任が重要になる。ただその分だけやりがいも大きく、成果や結果は収入にも影響を与えるため魅力的だと言えるだろう。